全国を巡回している「庵野秀明展」に行ってきました。
今回はあべのハルカス美術館で開催されている大阪展の紹介となります。
※会期 : 2022年4月16日(土)~6月19日(日)
構成
展示は、
「庵野秀明をつくったもの」
「庵野秀明がつくったもの」
「そして、これからつくるもの」
の3つのコンセプトで構成されており、全部で5章立てとして展開されます。
因みに入場口には有料(600円)で音声ガイドの貸し出しもあります。
ナビゲーターは映画「シン・ウルトラマン」で主人公を演じる斎藤工さんと、「エヴァンゲリオン」赤木リツコ役でおなじみの声優・山口由里子さん。
第1章:原点、或いは呪縛
庵野秀明が幼少期に影響を受けた、ウルトラマン、仮面ライダー、宇宙戦艦ヤマト、機動戦士ガンダムなど、特撮・アニメ・マンガがアーカイブされています。
第2章:夢中、或いは我儘
「アオイホノオ」でもお馴染み、「じょうぶなタイヤ」やDAICON FILMの「帰ってきたウルトラマン」やオープニングアニメ等、大阪芸術大学在学中の自主制作から、「風の谷のナウシカ」や「超時空要塞マクロス」の原画、「王立宇宙軍 オネアミスの翼」の作画監督、そして監督を務めた「ふしぎの海のナディア」や「新世紀エヴァンゲリオン」まで続けて紹介されます。
第3章:挑戦、或いは遭遇
主に実写作品に向かった「ラブ&ポップ」「式日」「キューティーハニー」、そして「シン・ゴジラ」から、リブートした「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」 「シン・エヴァンゲリオン」まで、近年の作品までがミニチュア等を含めて展示されます。
第4章:憧憬、そして再生
ここからは、現在制作中である「シン・ウルトラマン」や「シン・仮面ライダー」という、原点の再生が垣間見れます。
どちらも2022年4月時点では劇場公開前の作品。
第5章:感謝、そして報恩
「アニメ(ーター)見本市」や「特撮博物館」など、庵野秀明氏に影響を与えた特撮やアニメへの恩返しとしての、保存や継承への想いが綴られます。
最後にこの「シン」御三家であるウルトラマン、ゴジラ、仮面ライダーの展示が。
この3体が揃い踏みするのは実に圧巻です。
グッズ
展示が終わると物販コーナーがあります。
図録は勿論、「庵野秀明展」のロゴグッズや、関わった作品のクリアファイル、ポストカード、ロゴステッカーやロゴキーホルダーをはじめ、エヴァ・ゴジラ・ウルトラマン・仮面ライダーのグッズが揃い踏みしています。
ちなみに大阪展では展覧会に入場しなくても、ショップのみ利用可能のようでした。
また、販売する商品は会期中に追加や変更する場合があるとのことです。
大分会場では限定のお菓子も販売されていたようです。
展望台とのコラボ
大阪会場では、ハルカス300(展望台)とのコラボ企画も。
詳細:https://www.annohideakiten.jp/special/24678m10ht2fj0crg8e9.html
エレベーター内で斎藤工さんのアナウンスが流れたり、ウルトラマンの装飾や、劇中衣装の展示など盛り沢山でした!
展示会と展望台の両方に入場することで、先着各5,000個の限定プレゼントも貰えます。
4/16(土)~:アクリルスタンド
5/13(金)~:手ぬぐい
所要時間
会期開始直後の平日に足を運んだので、あまり混雑はしておらず、ゆっくりと見て回ることができました。
所要時間は凡そ1時間~2時間、じっくり見て歩くとそれ以上たっぷり堪能することができそうです。
写真撮影
映像の展示や、一部著作物を除いて8割程度のものは撮影OKでした。
貴重な原画やミニチュアなんかも撮影できるのは、とても嬉しいですね!
今後の巡回
- 東京展【終了済み】
会期 : 2021年10月1日(金)〜12月19日(日)
会場 : 国立新美術館 - 大分展【終了済み】
会期 : 2022年2月14日(月)~4月3日(日)
会場 : 大分県立美術館 1階 展示室A - 大阪展
会期 : 2022年4月16日(土)~6月19日(日)
会場 : あべのハルカス美術館 - 山口展
会期 : 2022年7月8日(金)~9月4日(日)
会場 : 山口県立美術館 - 新潟展
会期 : 2022年9月23日(金・祝)~2023年1月9日(月・祝)
会場 : 新潟県立万代島美術館 - 上記以降も、追加巡回を順次調整中とのこと。
展示会場によって一部内容が異なるようです。
また、チケットの代金にも差があるので、予め確認しておきましょう。
まとめ
庵野秀明監督のファンは勿論、監督と同世代の方、エヴァ・ゴジラ・ウルトラマン・仮面ライダーのいずれかだけ好きな人でも充分に楽しむことができる内容に感じました
なにかしら作り手側の人には強烈な刺激になると思います。
庵野監督作品を少しでも予習しておくと、より楽しめます!